【pixivタグ設計2025】上位露出させる「主軸+補助タグ」配列テンプレ公開

【pixivタグ設計2025】上位露出させる「主軸+補助タグ」配列テンプレ公開 SNS

はじめに

「作品は悪くない。なのに埋もれる。」
私も、pixivでイラストや文章を地道に上げ続けていた頃、まさにここでつまずきました。線は良くなった。色も良くなった。ブクマも褒め言葉もたまに来る。――それでも検索上位に顔を出せない
転機になったのは、“タグの付け方を設計する”と腹を括った時です。作品の完成後に「なんとなく」付け足すのをやめ、作品設計の一部としてタグを設計した途端、露出がじわっと増え、保存(ブクマ)と評価(いいね/♡)の伸びが目に見えて変わりました。

この記事は、「自作が検索で上がってこない」と悩む中級クリエイターに向けて、pixivの“タグ”を武器にするための実務テンプレをまとめたものです。
ポイントは3つ。

  1. 最適個数と配列の原則(=“黄金比”)
  2. 検索で拾われるタグブクマされるタグの両立
  3. 再現性:明日からそのまま使える“配列テンプレ”

まずは、なぜ2025年のpixivでタグ設計が“生命線”になっているのかを整理します。


なぜ2025年のpixivでは「タグ設計」が生命線なのか?

アルゴリズムがタグを「作品の分類精度」として重視している

pixivの検索は、作品に付与されたタグを強いシグナルとして使います(=“どの棚に並べるか”の札)。公式ヘルプでも、「適切なタグが付いていると作品を探しやすくなる」と明言。1作品につき最大10タグまで付与でき、タグロックで第三者編集を防げます。
また検索側は、投稿日やブクマ数でフィルタでき、(イラストは)解像度・アスペクト比でも絞れます。つまり、“正しい棚”に置きつつ“需要のある並び順”に引っかけるのが基本設計です。

新着タブと人気タブを両獲りするためのタグ戦略

pixivにはランキング(pixiv rank β)があり、日次で閲覧・♡などの指標合算により順位が出ます(毎日12:00適用)。すぐ動く“新着の波”と、時間差で効く“人気の波”の二段ロケットを狙うには、最初から「検索に拾われやすい主軸タグ」を外さないことが重要です。


主軸タグ vs 補助タグ:それぞれの役割と適切な個数

タグは「多ければ強い」ではありません。“伝わる10個”の中身と順序が勝負。
私の結論はこうです。

  • 主軸タグ(コア):その作品の“棚”を決めるジャンル/題材/版権/オリジナル等。
    2~3個(多くても4個まで)
  • 補助タグ(ロングテール)画風/技法/モチーフ/シチュ/配色など具体語。
    4~6個
  • アクション誘導タグ(後述):ブクマしやすい文脈参加型の文句
    0~2個

主軸タグ(コア):「検索ボリューム」が大きいタグの選び方

  • “誰でも思い浮かべる”語を選ぶ(例:オリジナル/創作/ファンタジー/学園…)。
  • 被写体・版権・ジャンル名は迷わず主軸へ。
  • ボリューム確認は実際に検索して件数を見るのが最速(※pixivはタグ人気一覧が可視)。
  • 10個のうち最初に置く(左詰め、後述)――認識の起点にするため。

補助タグ(ロングテール):検索漏れを防ぐ「具体的キーワード」の集め方

  • 見たまま記述:髪色/瞳色/服装/小道具/季節/時間帯/感情。
  • 制作過程・技法:水彩風/厚塗り/アニメ塗り/テクスチャ/グリザイユ。
  • 画面情報:バストアップ/全身/俯瞰/逆光/夕暮れ。
  • 配色:モノクロ/寒色/群青/パステル。
    → これらを“主軸を補完”する形で4~6個広すぎず狭すぎない粒度が鉄則。

【最強の配列テンプレ】作品を上位露出させるタグの「黄金比」

タグ設計の基本戦略:3つのグループ分け
Group A:主軸タグ(コア)…作品の棚(題材・版権・オリジナル・ジャンル)。検索母数が大きい。
Group B:補助タグ(シチュエーション)…画風・構図・小物・季節など具体語で“検索漏れ”を塞ぐ。
Group C:アクション誘導タグ(ブクマ推奨)…閲覧者の行動を促す文脈づくり(例:シリーズ名、企画名)。

上の3群をA→B→Cの順に並べ、合計7~10個に収めるのが“黄金比”。
pixivの仕様として1作品につきタグは最大10個まで(+タグロック可)なので、“10点満点を狙うより、要件を満たす7~9点で精度を上げる”のがコツです。

タグ配列の法則:アルゴリズムが最初に読む「左詰め」の極意

実務では、「左側=強い説明」→「右側=補足」の原則で並べると検索一致の質が上がる体感があります。
おすすめ配列の型(例:オリジナル女性イラスト/群青・逆光):

  1. オリジナル(A)
  2. 女の子(A)
  3. ファンタジー(A)
  4. 逆光(B)
  5. 群青(B)
  6. ロングヘア(B)
  7. 厚塗り(B)
  8. バストアップ(B)
  9. 創作連作2025(C)
  10. タグロック

補足:“左ほど重要”というのは私の運用上の実感と周辺事例に基づく実務則です(公式が「順序で重みを変える」と明言しているわけではありません)。ただしタグ自体が検索の主要な分類キーであること、検索側はブクマ数・日付などで絞り込めることは公式が確認できる事実です。

【りむ失敗談】タグの付けすぎが招いた「検索意図の崩壊」とその対策

私は以前、10枠を“思いつく限り”で埋める癖がありました。結果、

  • 主軸の輪郭がぼやけ、検索で「どの棚にも刺さらない」
  • 類語・重複で枠を浪費(例:“青”“群青”“寒色”を同時投入)
  • 作品と齟齬のあるタグが混入して離脱を招く
    対策はシンプル。A(主軸)を2~3で固定し、Bは「視覚情報の箇条書き」から4~6を選抜Cは1~2で行動文脈を作る。「入れない勇気」がむしろ上位露出を呼びました。

【2025年】タグ設計でAI作品に負けないための差別化戦略

AI生成物が増えた今、“人間の制作意図”が伝わる語をB群にきちんと差し込むのが差別化の近道です。

  • 制作過程語:ラフ/線画/下塗り/加筆修正/テクスチャ自作
  • 手の痕跡語:ブラシ名(一般名でOK)/紙テクスチャ/スクリーントーン
  • コンセプト語:モチーフ意図/季節設定/物語の断片
  • “見たまま”を短語で:袖口レース/濡れ髪/霧/粒子/点光源

ユーザーのブクマを促す「アクション誘導タグ」の設計

C群=行動文脈を設計します。

  • シリーズ名タグ(例:創作連作2025/青の短編集)
  • 反復参加タグ(例:毎週金曜更新/#30日チャレンジ)
  • コレクション導線(例:#群青まとめ)
    “あとで見返す理由”をタグで作るとブクマ誘発が起きやすい。検索から来た初見にも効きます。

#オリジナル作品や#手描きを活かすタグ戦略

  • A群に“オリジナル/創作”を固定し、B群で手描き語(鉛筆/水彩風)やアナログ質感を足す。
  • 加工・演出語(逆光/粒状感/かすれ)を画面の事実として素直に入れる。
  • 被写体×状況(少女×雨上がり/青年×夜更け)を2語結合で入れると、ロングテール検索に引っかかりやすくなります。

よくある質問(再現性に関わる部分だけ、先に回答)

Q1:最適なタグ個数は?
A:7~10個。私は9個前後で安定(A:2~3、B:4~6、C:0~2)。最大10という枠は公式仕様。

Q2:検索されやすいタグとブクマされやすいタグの違いは?
A:検索されやすい=A(主軸)+B(一般具体語)。母数が大きく“棚”に置ける語。
ブクマされやすい=Bの中でも“世界観を想起”させる語+C(シリーズ文脈)。“あとで見返す理由”をタグで用意するのがコツ。

Q3:タグの付け方だけで上位表示できる?
A:タグは“正しい棚に置く”力。投稿日・ブクマ数での検索フィルタや、日次ランキング集計など周辺要因も効きますが、棚に置けない作品は選ばれようがない。まずは正しく棚に置く=タグ設計から。


運用チェックリスト(投稿直前60秒でOK)

  • A群(2~3):題材/版権/オリジナル――“棚”が立っているか
  • B群(4~6):画面の事実/技法/配色――重複語を削ったか
  • C群(0~2):シリーズ名/企画名――“あとで見返す理由”があるか
  • 10個以内タグロック(第三者編集を防ぐ)

参考:pixivの仕様で押さえるべき最低ライン

  • 1作品=タグ最大10タグロック可適切なタグは検索性を上げる(公式ヘルプ)。
  • 検索の絞り込み投稿日・ブクマ数でフィルタ、イラストは解像度・アスペクト比でも可(公式ヘルプ)。
  • ランキング0:00~23:59:59の指標合算で日次集計、12:00反映(公式ヘルプ)。
  • 季節・コラボ等の“エフェクトタグ”の存在(=露出導線として活用の余地)。
  • “お気に入りタグ”機能(10個まで)で、ユーザー側の回遊導線が形成される=人気タグは定点観測すると傾向が読める。

まとめ

  • タグは“作品の棚”を決める設計パーツ。まずA:主軸で“棚”を立て、B:補助で検索漏れを塞ぎ、C:行動文脈でブクマ導線を作る。
  • 黄金比=A→B→C/合計7~10個左から強い説明→右は補足で並べる。
  • 重複語・曖昧語は削る。入れない勇気が上位露出を呼ぶ。
  • タグロックで改変を防ぎつつ、季節・企画タグで波に乗る。
  • 検索は投稿日・ブクマ数で絞れる新着の波+人気の波を意識した運用に。

まずは最新作でA:2~3/B:4~6/C:0~2の配列を試してください。
同じ作品でも、“どの棚に置くか”が変われば、見つけられ方は変わります。
タグは“後付けの飾り”ではなく、作品を届けるための設計です。

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