結論ボックス(要点3つ)
- BGMは「引き算」が勝ち:プロンプトは“主役を邪魔しない”方向に寄せる(例:Background / Minimal / Loopable)。
- 量産はSuno、質感はUdio:短時間で数を出すならSuno、空気感や映画っぽさを詰めるならUdio。
- 収益化するなら有料プラン前提:特にSunoは、アカウント作成時の無料クレジットは毎日更新(50/日)で、有料のPro/Premierは月次で大量クレジットが付与される仕組み。収益化・案件利用なら最初から“保険”として考えるのが安心です。
YouTube/配信用BGMを「AIで自作」すべき3つの理由
素材被りゼロ!チャンネルの独自性が爆上がりする
正直、DOVA-SYNDROME系の名曲は便利。でも“便利”ってことは、同じ曲がどこかで鳴ってる確率も高い。
AIで自作すると、「この人の動画、なんか音が気持ちいい」みたいなブランド音が作れます。OP/EDや雑談BGMが“自分の色”になるだけで、視聴体験が一段上がるんですよね。
動画の長さに合わせた「尺の調整」が自由自在
ここ、地味に革命です。
「3分40秒の語りに、3分40秒の空気感がほしい」って、素材探しだと沼。AIなら**30秒→60秒→90秒…**と伸ばしたり、似た雰囲気で数パターン作ったりが現実的になります(特にUdioは“トリミング/編集”前提の発想がしやすいです)。
最新AIなら「フリー素材」を超える音質が手に入る
もちろん、AIにも限界はあります。けど最近のモデルは、普通に「配信の後ろで鳴ってても違和感少ない」レベルが増えました。
Udioはモデル更新を継続的に出していて、クオリティの伸びが分かりやすいです。
【徹底比較】インストBGM量産ならSunoとUdioどっち?
まず、ざっくり表で。
| 項目 | Suno | Udio |
|---|---|---|
| 得意 | 速く大量に出す/ノリの良い案出し | 質感・空気感/映画っぽい・シネマ系 |
| 生成の感覚 | “一括でガッと出す”→当たりを拾う | “育てる”→好みに寄せて詰める |
| 初心者の相性 | 直感でいける | こだわり派ほどハマる |
| 「声が混入」対策 | プロンプトで強めに封じる+作り直し | 同じく封じる+編集で詰めやすい |
Suno:バリエーション重視。数分で10曲作るならこっち
「素材被りを避ける」目的なら、まずは数を作って当たりを拾うのが最短。
Sunoは、アカウント作成時点で毎日50クレジットが付与され、有料プランはPro=月2,500 / Premier=月10,000クレジットという“量産向け”設計です。
※価格は月額/年額(年額は20%割引)で表示されます。
Udio:音質と雰囲気を追求。シネマティックなBGMならこっち
Udioは「それっぽい」より「ちゃんと気持ちいい」に寄せやすい印象。
無料でも使えますが、月間クレジット上限がプランで変わります(例:Free 100/月、Standard 1,200/月、Pro 4,800/月)。
価格は環境で差が出ますが、少なくともiOSの表示だとStandard/Proの月額課金が提示されています。
失敗しない!歌なし曲を作るための「プロンプト黄金律」
ここからが本題。
あなたの失敗(インストのはずが途中でハミング)って、めちゃくちゃ“あるある”です。しかも厄介なのが「バグじゃなくて仕様寄り」な点。Udioのヘルプでも、インスト指定でも歌ってしまうことは起こり得ると明記されています。
私が今いちばん安定したのは、この“黄金律”にしてからでした。
「Instrumentalモード」に頼りすぎない補助ワード
モードより文章で封じる方が強いことが多いです。
おすすめは「肯定 + 否定」を同時に入れる形。
基本形(コピペ枠)
- ✅ Instrumental, background music, no vocals, no singing, no humming, no choir, no spoken word
- ✅ minimal, steady, loopable, no melodic peak
ポイントは、“禁止したい声”を名指しすること。
「no vocals」だけだと、AIは「じゃあハミングで…」をやりがちです。だから no humming / no choir まで書く。
喋りを邪魔しないためのキーワード(Minimal, No Melodic Peak等)
実況・雑談のBGMは、とにかく主張しないのが正義。
- Minimal:音数を減らす
- Background / Atmospheric:前に出るメロディを抑える
- Steady / consistent:展開を穏やかにする
- No melodic peak:サビの盛り上がりを潰す
- Loopable / seamless loop:ループ破綻を減らす
これを入れるだけで「それ、BGMとしては良いけど“曲”すぎる」問題が減ります。
【コピペOK】ジャンル別BGMプロンプト・テンプレ集
そのまま使えるように、“実況の裏に置ける”寄りでまとめます。
1) ゲーム実況(明るめ・集中)
Upbeat chiptune-inspired background music, minimal, steady groove, light percussion, simple bass, loopable, no vocals, no singing, no humming, no choir, no spoken word.
2) 雑談(落ち着き・長時間)
Warm lo-fi background music, soft drums, mellow keys, minimal, low dynamic range, seamless loop, no vocals, no singing, no humming, no choir.
3) 感動シーン(泣かせすぎない)
Emotional ambient background, gentle piano pads, slow tempo, minimal, avoid big climax, no vocals, no humming, cinematic but subtle, loopable.
4) ホラー/考察(緊張感)
Dark ambient background, subtle drones, sparse percussion, tension build without jumps, minimal, no vocals, no singing, no humming, no choir, loopable.
5) エンディング(余韻)
Soft electronic outro background music, airy synths, simple motif, calm, minimal, seamless loop, no vocals, no singing, no humming.
【重要】YouTubeで使うなら知っておきたい権利とルール
有料プラン必須!無料版は「商用利用不可」の罠
ここ、あなたが一度泣いたポイントなので強めに言います。
「あとから課金して商用化できる」かどうかは、ツールと規約の書き方次第で変わります。
少なくともSunoは、無料枠が毎日付与で、有料枠は月次のクレジット設計(Pro/Premier)になっていて、商用利用まわりの“前提”がプランに結びつきやすい構造です。
(※規約は更新されるので、収益化や案件利用をする前に必ず公式のTerms/FAQを確認してください)
Content ID問題への対策:「原盤権」を持つということ
YouTubeはContent IDで自動的に権利主張が入ることがあります。
AI曲は、偶然の類似や、誰かが同じ生成物に近いものをContent IDへ入れていた場合など、巻き込まれやすいのが怖いところ。
現実的な対策はこの3つです。
- “主旋律が強すぎないBGM”に寄せる(そもそも似にくい)
- 書き出した元データ(プロンプト/生成日時/編集履歴)を残す(異議申し立ての材料)
- 配信/登録代行を使うなら、そのサービスのAIポリシーを読む
たとえばDistroKidは、AI生成コンテンツについてガイドラインを出していて、扱いが状況で変わり得ることが分かります。
つまり「AI曲ならどこでも登録OK」と思い込まない方が安全。
【体験談】「インストなのに声が入った!」絶望からのリカバリー術
失敗の原因:AIは「隙間」があると歌いたがる
これ、私の体感ですが——
音がスカスカだったり、コード進行が“歌の居場所”を作っていると、AIは急に「じゃあ声を足すね」ってやり始めます。
特に危険なのは、
- イントロが薄い
- 8小節ごとに“歌い出し”っぽい区切り
- コーラスが抜けてる(空間が大きい)
ここにハミングが乗る。
解決策:声を消す(現実ルートは2択)
正直、完全にゼロにはできない日もあります。だから「保険」を用意します。
A)作り直しで潰す(最優先)
- プロンプトに no humming / no choir / no spoken word を追加
- “Minimal / Background / loopable” を強める
- 音数が少なすぎる場合は soft pads / subtle texture を足す
B)分離して声だけ落とす(最終手段)
ツール側でステム分離が使える場合はそれを試し、無理なら外部の音声分離(DAWや分離ツール)でボーカル成分だけ下げる。
「編集やり直しになった…」をゼロにする保険として、1回覚える価値はあります。
量産を加速させる「3ステップ・ワークフロー」
最後に、私が落ち着いた流れをそのまま渡します。これが一番“時短”でした。
ステップ1:動画の用途を決めて「BGMの役割」を一行で書く
例:
- 「雑談の後ろで鳴る、眠くならないlo-fi」
- 「ホラー考察で不安を維持する、暗いアンビエント」
- 「APEX切り抜きでテンポを上げる、明るいEDM寄り」
ステップ2:10曲出す(最初は質より数)
この段階は“当たりくじ探し”です。
3曲だけ作って悩むより、10曲出して2曲残す方が早い。
ステップ3:当たりを“BGM化”する(引き算チューニング)
- メロが強い → minimal / background / no melodic peak を追加して作り直す
- 声が混入 → no humming / no choir を強化
- ループが不自然 → “ループ前提の構成”を明記して再生成

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