最近、「Bluesky(ブルースカイ)」という新しいSNSが、クリエイター界隈でも話題になっていますよね。
「X(旧Twitter)から移行しようかな…」
「でも、新しいSNSってよく分からないし、手探りな感じで怖いな…」
今、このページを読んでいるあなたは、きっとこんな風に感じているんじゃないでしょうか。何を隠そう、何を隠そう、私も最初はそうでした。招待コードをもらってアカウントを作ったものの、タイムラインは英語ばかりだし、誰をフォローすればいいか分からないし、どうやってイラストを投稿すればいいのかも分からない。
「このSNS、本当に大丈夫なのかな…」
そんな不安でいっぱいでした。
でも、結論から言うと、Blueskyはクリエイターにとって、とても可能性に満ちた場所です。Xにはない独自の機能と、温かいコミュニティが、あなたの創作活動をきっと後押ししてくれるはずです。
この記事では、以前の私と同じように、Blueskyに興味はあるけど一歩踏み出せないあなたのために、Xとの違いから、イラスト投稿の具体的な方法、そして「どうすればもっと楽しめるか」というコツまで、全てを包み隠さずお話しします。
さあ、新しいSNSで、あなたの創作の居場所を見つけてみませんか?
そもそもBlueskyって何?クリエイターが注目するべき3つの理由
まずは、BlueskyがどんなSNSで、なぜ多くのクリエイターに注目されているのか、その理由についてお話しします。
サービス概要:快適で自由な分散型SNS
Blueskyは、簡単に言うと「分散型SNS」です。
これは少し専門的な話になりますが、簡単に説明すると、特定の企業が管理する中央集権的なSNS(XやFacebookなど)とは異なり、複数のサーバーがネットワークを形成することで運営されています。
クリエイターにとって重要なのは、この仕組みによって、より自由で快適なサービスが実現されているという点です。
理由1:シンプルでストレスフリーなタイムライン
Blueskyを使ってまず驚くのが、そのタイムラインのシンプルさです。
- 広告が少ない、または全くない
- 無関係な「おすすめ」投稿が少ない
- 時系列順で投稿が表示される
Xでは、広告やアルゴリズムによって表示される投稿が増え、タイムラインが見づらくなっていましたが、Blueskyは本当にストレスなく、自分がフォローしている人の投稿や、関心のある投稿を追うことができます。
理由2:「カスタムフィード」で好きなものが見つけやすい
これが、Blueskyの最大の魅力と言っても過言ではありません。
カスタムフィードとは、特定のテーマやキーワードに沿った投稿をまとめて表示してくれる、いわば「自分で作るタイムライン」のような機能です。
- 「#イラスト」や「#創作」といったタグの投稿だけを集めたフィード
- 「かわいい女の子のイラスト」だけを集めたフィード
- 「動物のイラスト」だけを集めたフィード
など、様々なカスタムフィードが存在します。
このカスタムフィードを活用することで、あなたの好きなイラストを探したり、同じジャンルのクリエイターを見つけたりするのが、驚くほど簡単になります。
理由3:X(旧Twitter)との決定的な違い
XとBlueskyは、どちらも短文投稿が中心のSNSですが、決定的な違いがいくつかあります。
Bluesky | X(旧Twitter) | |
ユーザー層 | 比較的新しい、新しいもの好きなクリエイターが多い | 幅広い層のユーザー |
タイムライン | シンプル、広告が少ない、カスタムフィード機能が強力 | 広告が多い、アルゴリズムによる投稿が多い |
ハッシュタグ | 非対応(キーワード検索が中心) | 対応 |
雰囲気 | 温かく、穏やかなコミュニティ | 議論が活発、時に攻撃的なやり取りも発生 |
Google スプレッドシートにエクスポート
Xのタイムラインに疲れてしまったクリエイターにとって、Blueskyは新しい創作の居場所として、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
【初心者向け】Blueskyでイラストを投稿する基本ステップ
それでは、実際にBlueskyでイラストを投稿する手順を見ていきましょう。
ステップ1:アカウント登録と招待コード
Blueskyは、アカウント登録に招待コードが必要です。
- 招待コードは、すでにBlueskyを使っている人から招待してもらうことで入手できます。
- 招待コードをゲットしたら、公式サイトからアカウントを作成します。
【体験談】 私も最初は「招待コードってどうやって手に入れるの?」と困惑していました。でも、Xで「Blueskyの招待コードを譲ってください!」と呼びかけてみたら、心優しいフォロワーさんが快く譲ってくれました。意外とすんなり手に入ることもあるので、まずは積極的に声をかけてみるのがおすすめです。
ステップ2:画像を投稿する
アカウント登録が完了したら、いよいよイラストの投稿です。
- 画面下部の「投稿ボタン」(鉛筆マーク)をクリック。
- 「画像アイコン」をクリックして、イラストを選択・アップロードします。
- 複数枚の画像を投稿することも可能です。
- 画像のアップロード時に「代替テキスト」を設定することができます。これは、画像の内容をテキストで説明する機能で、目の不自由な方にも作品を届けることができる、とても素晴らしい機能です。
ステップ3:投稿にテキストを添える
画像がアップロードできたら、投稿にテキストを添えましょう。
- ハッシュタグは使えません!
- Blueskyには、Xのようなハッシュタグ機能はありません。
- その代わりに、キーワードを文章の中に含めることで、検索対象になります。
- キャプションに込める思い:
- イラストに込めた思いや、描く上で苦労した点などを、ぜひテキストで添えてみてください。
これで、あなたのイラストがBlueskyのタイムラインに投稿されます。
Blueskyで創作を楽しむための3つのコツ
ただイラストを投稿するだけでなく、Blueskyならではの機能を使いこなすことで、あなたの創作活動はもっと楽しくなります。
コツ1:ハッシュタグではなくキーワードを意識する
先ほども話しましたが、Blueskyにはハッシュタグがありません。
その代わり、投稿のテキストの中にキーワードを含めることが重要です。
- 例:「#イラスト」「#創作」ではなく、「イラストを描きました!」や「オリジナルキャラクターです!」といったように、文章の中にキーワードを自然に含めるようにしましょう。
- 投稿の最後に、「イラスト」「創作」「オリジナル」といったキーワードを羅列するのも有効です。
コツ2:カスタムフィードを活用して仲間を見つける
カスタムフィードは、あなたの創作活動を飛躍的に楽しくしてくれる機能です。
- 好きなイラストのジャンルのカスタムフィードを探す:
- 「かわいいイラスト」
- 「ファンタジーイラスト」
- 「男の子のイラスト」
- タイムライン上にあるカスタムフィードのリンクをクリックするか、検索機能で探してみましょう。
- カスタムフィードで、素敵なクリエイターを見つけたらフォローする:
- 気になった投稿をしているクリエイターをどんどんフォローしていきましょう。
- タイムラインが、あなたの好きなものでいっぱいになります。
コツ3:リポストや返信で積極的に交流する
Blueskyの温かいコミュニティは、リポスト(Xのリツイートのような機能)や返信によって生まれます。
- 「いいな」と思った作品は、積極的にリポストする
- 素敵な作品を見つけたら、「この色使い、とても素敵です!」といったように、具体的に返信する
こうした交流を通じて、あなたの存在をたくさんの人に知ってもらうことができます。
【失敗談】Bluesky投稿で知っておくべきこと
ここからは、私がBlueskyを始めたばかりの頃に、実際に戸惑ったり失敗したりしたことと、その注意点をご紹介します。
失敗談1:Xと同じ感覚で投稿してしまったこと
Xでは、ハッシュタグをたくさんつけて、投稿時間を意識して…といった工夫をしていましたが、Blueskyでは勝手が違いました。
最初は「なんで全然見てもらえないんだろう…」と悩んでいましたが、ハッシュタグ機能がないことや、カスタムフィードの存在を知ってからは、投稿の仕方を工夫するようになりました。
【対策】
- Blueskyは、Xとは違うSNSだと割り切る:
- Xのノウハウが全て通用するわけではありません。
- 新しいSNSのルールや文化を楽しみながら、覚えていくことが大切です。
注意点1:タイムラインの仕組みの違い
Blueskyのタイムラインは、Xのような強力なアルゴリズムによる「おすすめ」投稿が少ないです。
- フォローしている人がタイムラインの中心になる
- カスタムフィードを使わないと、新しい出会いは生まれにくい
これを理解しておかないと、「全然新しい人に見てもらえない…」と悩んでしまうかもしれません。
注意点2:著作権や規約について
Blueskyも、Xと同様に、著作権や規約については厳格です。
- 他者の作品を無断で転載しない。
- ファンアートを投稿する場合は、公式の規約を確認する。
これらのルールを必ず守り、安全に利用しましょう。
BlueskyとX(Twitter)どっちがいい?使い分けのススメ
「結局、BlueskyとX、どっちを使えばいいの?」
そう悩んでいる人もいるかもしれません。結論から言うと、どちらがいい、というわけではありません。 それぞれの強みを活かして、うまく使い分けることをおすすめします。
- Xの強み:
- 圧倒的なユーザー数と拡散力
- 最新のトレンドや情報収集に強い
- Blueskyの強み:
- シンプルで快適なタイムライン
- 好きなものが見つけやすいカスタムフィード
- 穏やかで、深い交流が楽しめるコミュニティ
【使い分けのアイデア】
- Xでイラストを投稿し、たくさんの人に見てもらう
- Blueskyで、Xで知り合ったクリエイター仲間と深い交流を楽しむ
- 「このイラスト、実はBlueskyにも投稿しました!」と、両方のSNSで宣伝する
といったように、両方のSNSを併用することで、あなたの創作活動の可能性はさらに広がります。
まとめ:新しいSNSで、創作の居場所を見つけよう!
この記事では、Blueskyを使ったイラスト投稿について、様々な角度から解説しました。
- Blueskyは、シンプルで広告が少なく、カスタムフィード機能が魅力の新しいSNSです。
- ハッシュタグではなくキーワードを意識することで、あなたのイラストはより多くの人に見てもらえます。
- リポストや返信を積極的に行い、温かいコミュニティを築いていきましょう。
- Xと併用することで、それぞれのSNSの良さを最大限に活かせます。
新しいSNSを始めるのは、少し勇気がいるかもしれません。でも、一歩踏み出してみれば、きっと想像していたよりもずっと楽しく、温かい世界があなたを待っています。
この記事が、あなたのその一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。さあ、新しいSNSで、あなたの創作の居場所を見つけてみませんか?
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