pixivで閲覧が伸びづらくなったり、タイムラインがAI作品で埋まって疲れてしまったり。「ちゃんと絵を見てくれる人がいる場所」に移りたい気持ち、私も何度もありました。
そのときに思い出したのが TINAMI。UIは正直、今どきのSNSほど親切じゃないです。でも裏を返すと「作品を置く場所としての落ち着き」がある。TINAMI自体も“クリエイター同士の交流や、ファンとの交流を支援する”という思想で運営されているので、合う人には本当に合います。
この記事では、初心者が最短で迷わず投稿できる手順と、タグ・カテゴリの“届く”選び方、そして私がやらかした失敗からのリカバリーまで、クリエイター目線でまとめます。
(※規約・ガイドラインは必ず最新を確認してください。TINAMIの利用規約や作品投稿ガイドラインも参照しています。)
2025年、あえてTINAMIでイラストを投稿するメリットとは?
AI作品に埋もれない「創作特化型」の安心感
結論から言うと、TINAMIは「手を動かして作った作品」を中心に置きたい人に向いています。
特に大きいのが、画像生成AI作品の扱いが明確なところ。TINAMIの補足ガイドラインでは、
- AI生成画像そのままの投稿は不可
- AIを「参考にして新たに作画」したものは可(望ましいのはキャプションでAI利用の記述)
- AI画像の一部利用は条件付き(作品内で“従”であること/AI利用の記述/著作権が解決していること等)
という線引きが書かれています。
この「線引きがある」だけで、投稿側の心理的安全度がけっこう変わります。少なくとも私は、タイムラインで疑心暗鬼になりにくいだけで制作に戻りやすくなりました。
※もちろん、AI“ゼロ”の場所ではありません。ただ、基準が明文化されているのが大事です。
pixivやX(Twitter)との賢い使い分け
私は、投稿先を「一個に絞る」より、役割分担したほうが消耗しません。
- X(旧Twitter):制作過程・ラフ・告知・交流(流速が速い)
- pixiv:検索流入・ジャンル強い(閲覧母数は最大級、競争も強い)
- TINAMI:作品を“落ち着いて置く”/シリーズや関連作品を辿ってもらう/支援やランキングで届く導線を作る
TINAMIは1996年から続くサービスで、もともとリンク集から始まり、検索・分類の仕組みやコミュニケーションを軸に発展してきた経緯があります。
なので「瞬間最大風速」より「作品を探して見てもらう導線づくり」が相性いいと感じます。
【図解】TINAMIでイラストを投稿する最短ステップ
アカウント登録とプロフィールの「最低限」設定
ここは最小構成でOKです。迷いやすいポイントだけ先に押さえます。
最初に知っておくと楽なこと:
- 作品を1つでも投稿すると、クリエイター向け機能が使える(プロダクション機能など一部除く)
- 作品を投稿してジョブ登録すると「見習い」になり、一定数の投稿がないと検索等に出ないことがある
イラストなら「3作品」で見習い卒業、という説明がFAQにあります。
つまり、最初は「プロフィールを完璧に」より、まず3枚投稿して土俵に乗るのが近道です。
プロフィール最低限セット(私のおすすめ)
- アイコン(自画像でもOK)
- 一言(例:一次創作中心/好きジャンル/使用ツール)
- 外部リンク(ポートフォリオやSNS)※貼れる範囲で
イラスト投稿画面の各項目を徹底解説
ここが「UI古風で迷う」最大ポイント。なので、投稿フローを“図解”で分解します。
【投稿の流れ】
画像アップロード
↓
サムネ自動生成(必要なら切り取り調整)
↓
作品情報入力(タイトル/キャプション/タグ等)
↓
(任意)レスポンス設定・予約投稿
↓
投稿完了
1)画像アップロード:サイズ・形式で弾かれない
投稿できる画像条件は公式ヘルプにまとまっています。
- 縦横:110×80px以上、3200×5120px以下
- 720×1440pxを超えると表示は自動リサイズ(原寸は別表示ボタン)
- 形式:RGBのJPEG / GIF / PNG(アニメGIF不可)
- 1ページ:4MB以下
私は最初、制作データの書き出し設定を雑にして「サイズオーバー→やり直し」をやりました。初心者ほどここでテンションが削れるので、最初にテンプレ化おすすめです(例:長辺2000px、sRGB、jpg品質高め、2〜3MB以内)。
2)サムネ:ここで“クリック率”が決まる
アップするとサムネ候補が自動生成されます。自作したい場合は切り取り範囲を指定して進む形。
注意点として、一度投稿が完了するとサムネの切り直しができず、再投稿が必要と明記されています。
私のコツ
- 顔アップ or 見せたいモチーフが中央に来るように
- 文字入れしない(作品の雰囲気優先)
- 背景が暗い絵は、サムネで潰れてないかチェック
3)作品情報:タグ推測は“補助輪”として使う
作品情報入力では、タイトル・キャプションからタグの自動推測や、イラスト/マンガ判別を行うとされています。
つまり、まずは推測を出させて、それを“整える”のが早い。
入力項目のうち、初心者が迷いやすいのはこのあたり:
- キャプション(説明文):検索にも、支援にも効く(後述)
- 性別:複数キャラなら多い方、わからなければ「キャラなし」などの指針あり
- 年齢制限(レーティング):ガイドライン参照(R-18相当投稿は準備中の記載あり)
- レスポンス設定:シリーズ導線に超重要(後述)
迷わない!「カテゴリー」と「タグ」の選び方
TINAMIは「カテゴリ(ジョブ)」と「タグ」が作品の居場所を作ります。
カテゴリ(ジョブ):3D作品は“イラスト扱い”に注意
TINAMIでは、3Dモデリングソフトで制作した作品はモデルではなくイラストとして扱うとヘルプに明記されています。
「3Dだからモデルだよね?」で迷う人はここ、先に覚えておくとラクです。
タグ:10個まで。半角スペース区切りが基本
公式ヘルプでは、
- タグは作品に関連するキーワードを書く
- 複数タグは半角スペース区切り
- タグは10個まで
- 二次創作なら作品名・キャラ名推奨
とされています。
“届くタグ”の基本形(おすすめ)
- ①ジャンル:一次創作 / 二次創作 / オリジナルキャラ など
- ②モチーフ:女の子 / 男の子 / 風景 / 制服 / メカ など
- ③テイスト:厚塗り / アニメ塗り / 水彩風 / モノクロ など
- ④文脈:◯◯記念 / 誕生日絵 / ファンアート など
- ⑤検索される固有名詞(二次創作なら作品名+キャラ名)
初心者にありがちな失敗は「タグが少なすぎる」か「自分しか使わない造語タグ」になってしまうこと。まずは“誰でも入力できる言葉”を優先すると、見つけてもらいやすいです。
ここが違う!TINAMI独自の強力な3つの機能
キャラクター設定を共有する「モデルシート」の魅力
TINAMIは“作品を置く”だけでなく、創作の情報を整理して見せる方向性が強いサービスだと感じます(歴史的にも「情報を整理・分類して提供」してきた背景がある)。
私のおすすめは、キャラ設定(見た目・性格・関係性)を“モデルシート的”にまとめて、作品とセットで運用すること。
pixivやXだと流れてしまう設定資料も、TINAMIだと「作品と同じ棚」に置ける感覚があって、シリーズものの人ほど強いです。
(※機能名や置き場所はUI変更があり得るので、見つからなければ「ヘルプ」や「プロフィール」周りを先に探すのが早いです)
シリーズ作品を繋ぐ「作品リンク」機能
TINAMIの“地味に強い”のが、作品同士を繋げる導線。
FAQでは「レスポンス元」という入力項目について、元ネタ作品番号を入れるとリンク表示され、自作の続きものでも前後を辿れるようになり、作品間にリンクが付くと説明されています。
これ、SNS的な“バズ”とは別の軸で効きます。
1枚絵でも「同キャラの別表情」「衣装違い」「季節差分」などを繋げるだけで、見てもらえる枚数が増えて、支援も付きやすくなります(後述の支援ボタンとも相性がいい)。
モチベーションが上がる「コンテスト」への参加方法
TINAMIにはコンテスト一覧があり、近年だと
- 萌えサミット2025(2025/09/04〜2025/10/19)
- 萌えサミット2024(2024/09/19〜2024/10/28)
- 音街ウナ生誕8周年(2024/07/12〜2024/08/26)
などが掲載されています。
頻度は年に複数回の年もありますが、常に開催しているとは限らないので、「コンテスト一覧をときどき見る」くらいがちょうどいいです。テーマがハマると新規の人に見てもらえる入り口になります。
【実体験】私が初めて投稿した時に失敗したことと、その対策
タグが少なすぎて誰にも見つからなかった話
最初の投稿、私はテンションで出してしまって、タグが
「一次創作」「女の子」みたいな2〜3個だけでした。
結果:閲覧が1桁。そりゃそうです。検索の手掛かりが少なすぎる。
対策としてやったこと
- タグを10個上限まで“意味のある範囲で”増やす(例:塗り/服装/季節/雰囲気)
- キャプションに「どういう絵か」を1〜2行で書く
- 同キャラの別作品を投稿して、作品リンク(レスポンス)で繋ぐ
これだけで、見つかり方が変わりました。特にTINAMIは“探している人”に届く導線が効くので、タグは本当にケチらないほうがいいです。
外部SNS連携を忘れて機会損失したリカバリー策
もう1個の失敗が「投稿しただけで満足して外に知らせなかった」こと。
TINAMIは“置き場”として強い反面、Xのように勝手に拡散されるタイプではありません。だから私は、投稿したら次をセットにしています。
リカバリーの型
- Xに「投稿しました」+サムネ画像1枚(リンク付き)
- pixivにも同作品を置くなら、説明文にTINAMIの導線を置く
- 作品が溜まってきたら、シリーズまとめ(リンク)で回遊を作る
この「外→TINAMIに戻す」流れを作ると、SNSの波に飲まれにくくなりました。
投稿前に確認!2025年版ブーストチェックリスト
投稿ボタンを押す前に、私はこのチェックだけ見ています。
作品の“届きやすさ”
- サムネで主役が見える(潰れてない)
- タイトルが検索で意味を持つ(例:「オリキャラ」だけは弱い)
- キャプションに最低1行で状況説明がある(誰が/何を/どんな気分)
- タグが5〜10個、半角スペース区切り、固有名詞も入ってる
- シリーズならレスポンス(作品リンク)を設定した
ルール・安心面
- 投稿形式・サイズ・容量が条件内(RGB JPEG/GIF/PNG、4MB以下等)
- 3D制作物はイラスト扱いで投稿している(迷いやすい)
- 画像生成AIを使った場合、ガイドラインに沿っている(そのまま投稿は不可/条件付き等)
モチベーション維持(意外と大事)
- 支援ボタンを押してもらえるよう、キャプションを丁寧にした
※支援ボタンは「各ユーザー1回だけ押せて、支援数は作品ランキングに利用される」とFAQにあります - 今日の自分にとって“投稿できた”だけで合格にしている(継続が最強)
まとめ:TINAMIは「じっくり創作を楽しみたい人」の理想郷
TINAMIは、UIが古風で最初は戸惑います。でも、仕組みを理解すると「作品を丁寧に置ける場所」になります。
- AI生成作品の扱いが明確で、創作中心の空気を保ちやすい
- タグは10個まで、半角スペース区切り。検索導線の要
- レスポンス(作品リンク)でシリーズ回遊を作れる
- 支援ボタンはランキングにも関わるので、“届く説明”が効く
- まずは3作品投稿して見習い卒業が近道
最後に正直な話をすると、TINAMIはpixivほど母数が大きい場所ではありません。だからこそ、「ちゃんと見てくれる人」と繋がる体験が起きやすい、と私は感じています。
もしあなたが今、「数字に疲れたけど、創作は好きで続けたい」状態なら。
TINAMIは、気持ちを立て直す“避難先”としても、かなり良い選択肢になるはずです。
◆TINAMI公式サイトはこちら

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