- 1. ビフォー→アフター:在庫地獄の不安が消えた日
- 2. Xfolio Goods(オンデマンド販売)とは?3つの推しポイント
- 3. 料金の仕組みを「1分で」理解する(原価・マージン・手数料)
- 4. まずは準備:ショップ開設と法定表記(特定商取引法)
- 5. 作れるアイテムと印刷方式のざっくり把握
- 6. 実際の作り方(私の手順メモ)
- 7. データ作成のコツ:色・解像度・テンプレート・透過
- 8. 送料・配送・納期のリアル
- 9. 売れる商品ページの作り方(タイトル/価格/説明文)
- 10. 告知と導線設計:ポートフォリオ×SNSで“迷子ゼロ”に
- 11. よくある質問(超実用)
- 12. 私の失敗談と回避チェックリスト
- 13. まとめ:最初の1品を公開しよう(今日やる3ステップ)
1. ビフォー→アフター:在庫地獄の不安が消えた日
ビフォー(過去の私)
- 「最低ロット50個」→押し入れが缶バッジで埋まる未来がチラつく。
- 梱包・宛名・発送……本業の制作時間を全部もっていかれる。
- 「売れなかったらどうしよう」で、結局何も出せない。
Xfolio Goods(オンデマンド)を使ってから
- 注文が入った分だけ工場が製造・直送。在庫ゼロ&発送作業ゼロ。
- ポートフォリオ上でデザイン→販売→告知まで一気通貫。ページ間の行き来が最短。
- まず1品出して反応を見る“小さく始めて回す”が現実に。
これ、心理的ハードルが一気に下がります。「試しに出す→反応を見る→育てる」ができるのが、個人クリエイターの武器でした。
2. Xfolio Goods(オンデマンド販売)とは?3つの推しポイント
2-1. 在庫リスクゼロ&発送作業ゼロ
注文のたびに工場で製造→購入者へ直送。在庫も梱包も不要。発送主は「クロスフォリオ」名義なので、自宅住所が相手に伝わりにくいのも安心材料。
2-2. ポートフォリオ直結の販売導線
作品を見た人が、その場で買える体験。ポートフォリオのトップや作品ページに商品を載せて、鑑賞→購入までの距離を最短にできます。
2-3. はじめやすいUIと“無料で開始”
管理画面の「ショップ>オンデマンド販売商品追加」から作成。機能自体は無料で使い始められる(売上に応じた所定のサービス利用料は別)。
3. 料金の仕組みを「1分で」理解する(原価・マージン・手数料)
料金は3層構造で考えると迷いません。
- 製造委託料=アイテムの原価(ボディ代+加工費)
- マージン=あなたの利益
- サービス利用料=(マージン+送料+追加支援)×5.5%+20円(小数点切り捨て)
※送料は購入者負担(後述・全国一律770円/発送ごと)。
価格の立て方(私のやり方)
- 例:アクキーの製造委託料が800円。自分の利益(マージン)を200円にすると
販売価格の目安=製造委託料+マージン=1,000円。
購入者にはこれ+送料(770円/発送ごと)がかかります(送料は購入単位で計算。工場が分かれるとカート分割&送料も分かれる仕様)。
ポイント:マージンは「テスト価格」で出して反応を見てから見直す。最初から完璧を狙わない。
4. まずは準備:ショップ開設と法定表記(特定商取引法)
4-1. ショップ開設
管理画面のショップから開設できます。販売する以上、特定商取引法に基づく表記の設定は基本的に必要。Xfolio内の設定画面から登録できます。
4-2. 住所や連絡先の扱い
連絡先や住所をどう表示するかは立場により異なります。事務局が勝手に公開することはないですが、条件により開示が必要になるケースも。必ず最新FAQを確認してください。
法務面に自信がないときは、まず個数少なめ&低価格の商品で運用テストを。必要に応じて専門家に相談するのが安心です。
5. 作れるアイテムと印刷方式のざっくり把握
- ラインナップ:Tシャツ/パーカー/トート/マグ/ポスター/タペストリー/ポストカード/iPhoneケースなど130種類以上(2024–25年の公式案内)。2024年春の公式投稿では139アイテムという言及もあり、今後も拡張が見込まれます。
- 各アイテムの詳細紹介ページも公開されており、サイズや印刷方式(転写/インクジェットなど)の説明がまとまっています。
個人的にはTシャツ・アクスタ・iPhoneケースが“反応が早い三銃士”。SNS写真映え+日常使い+単価のバランスが良いです。
6. 実際の作り方(私の手順メモ)
- 管理画面>ショップ>オンデマンド販売商品追加
- 作りたいアイテムを選び「作ってみる」
- カラーや印刷面を指定→画像/テキストを配置
- プレビューで仕上がり確認→商品登録へ進む
- 商品情報(タイトル/説明/価格)を入れて保存
※一度保存したデザインは変更不可なので、プレビューで必ず確認!
ここまでの操作はブラウザで完結。ただしスマホでは一部機能が非対応(パーツ編集等)なので、最初のセットアップはPCをおすすめします。
7. データ作成のコツ:色・解像度・テンプレート・透過
- テンプレートを使う:完全データ入稿が必要なアイテムは、AI(Illustrator)テンプレートを各アイテム詳細からDL。塗り足し/安全圏/折りの位置が一望でき、ズレや欠けを防止できます。
- 推奨サイズを守る:各印刷面ごとに推奨ピクセルが明記されています(編集画面右上の注意事項内)。200%拡大まで可能でも、画質担保のため推奨サイズ準拠が基本。
- 透過の落とし穴:オンデマンド転写は透過残り(半透明のフリンジ)がそのまま白ベタで出ることがある。自動選択ツール任せにせず、境界の後処理まで丁寧に。特色(金・銀・蛍光)は再現不可。
- 色味の期待値:モニタ(RGB)と印刷(CMYK等)で見え方は必ず変わる。私は彩度・明度を5〜8%盛るプリセットを用意し、実物で確認してから本番に回しています(※印刷条件で変動あり)。
8. 送料・配送・納期のリアル
- 送料:全国一律770円/発送ごと。製造工場が異なるアイテムを同時購入するとカートが分割→それぞれに送料がかかる仕様。クロスフォリオ便は不可(工場からの直送のため)。
- 納期:商品・生産状況で変動。各商品の「発送(出荷)目安」を確認する運用が公式推奨。
- 住所秘匿性:発送主は「クロスフォリオ」名義のため、自宅住所が露出しにくい。個人でも始めやすい。
私は“納期の幅”を商品説明にそのまま書く(例:「通常XX–YY営業日で出荷」)。質問DMが減り、満足度も上がりました。
9. 売れる商品ページの作り方(タイトル/価格/説明文)
タイトル
- 「作品名+用途+仕様」を軽く入れる(例:〈狐面〉アクリルキーホルダー|40mm/ナスカン)
サムネイル
- 耐久/質感がわかる斜め角度の実物写真+フラットなデザイン画像の2枚構成。SNS転用も想定。
価格
- マージンは“まずは少額でテスト”→反応を見て段階的に最適化(前述の式を活用)。
説明文(私の定番ブロック)
- 世界観:作品のモチーフ・制作意図
- 仕様:サイズ/厚み/印刷方式の特徴(「発色強め/マット寄り」など体感語も)
- 使用例:カバン・デスク・スマホに合う写真
- 納期と送料:「発送目安は商品ページ記載・送料770円/発送ごと」を明記。
- 注意:色差の可能性・透過境界の見え方・デリケートパーツの取り扱い
10. 告知と導線設計:ポートフォリオ×SNSで“迷子ゼロ”に
- ポートフォリオのトップに“ショップパーツ”を配置し、作品鑑賞→購入をシームレスに。
- リリース告知は3回セット(発表/翌日レビュー風/週末リマインド)。
- 動画・回転GIFで立体物の質感を可視化。
- ハッシュタグは作品名+用途+「#クロスフォリオ」。
- 購入後の写真投稿を促す一言(例:「#狐面アクキー届いた でぜひ見せてください」)でUGCを増やす。
11. よくある質問(超実用)
Q1. 利益はどのくらいに設定すれば?
A. 式は(マージン+送料+追加支援)×5.5%+20円。まずは少額マージンでテスト→需要が見えたら段階的に調整。
Q2. 納期はどのくらい?
A. 商品ごとに発送(出荷)目安が異なるため、各アイテムの詳細ページを確認。説明文にも転記しておくと親切。
Q3. 支払い方法は?(購入者側)
A. クレジットカード/PayPal/クロスフォリオポイントに対応。ポイント自体はクレカやコンビニ等で購入可。
Q4. 不良品が届いたと言われたら?
A. 事務局が対応します。購入者にお問い合わせフォームから連絡いただく運用が公式の案内。
Q5. スマホだけで運用できる?
A. 基本操作は可能ですが、一部機能はスマホ非対応(パーツ編集/ページカスタマイズ等)。初期設定はPC推奨。
Q6. 住所は購入者に見える?
A. 発送主が「クロスフォリオ」名義なので自宅住所を知らせずに販売しやすいのが特徴。
12. 私の失敗談と回避チェックリスト
失敗1:色が“もやっ”とくすんだ
- 原因:RGB前提のまま&透過縁のハロ。
- 回避:テンプレート&推奨サイズ厳守/透過境界の手作業クリンナップ/“やや明るめ”プリセットで試刷り。
失敗2:価格を攻めすぎて“高い”と言われた
- 原因:送料770円/発送ごとを説明文に書き忘れ→体感価格が上振れ。
- 回避:送料の仕様を見出しで明記/セット購入のメリット提案(同工場アイテムのバンドル案など)。
失敗3:スマホで編集してUI迷子
- 回避:初期はPCで。スマホは告知・在庫文言調整に限定。
失敗4:リリースして放置
- 回避:発売後3回告知+ポートフォリオのショップパーツ配置で回遊最短化。
13. まとめ:最初の1品を公開しよう(今日やる3ステップ)
- 管理画面>ショップ>オンデマンド販売商品追加で、まずは定番の1アイテム(Tシャツ/アクキー/iPhoneケース)を選ぶ。
- テンプレDL→推奨サイズ→透過境界の後処理まで丁寧に。プレビューを二度見してから保存(保存後はデザイン変更不可)。
- 商品説明に発送目安と送料(770円/発送ごと)を明記し、トップにショップパーツを置いて告知3連投。
在庫を抱えない。この一点だけで、“出してみる”勇気が生まれます。まずは1品。そこから“あなたの世界”を増やしていきましょう。
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